キスに囚われて。幻想恋愛小説「ディープ・キス・コンプレックス」


「唇が欲しい。キスがしたい。そのやわらかさを堪能したい。」
キスに性的で執拗な妄念を抱え執着を覚える少年「コウ」と
「いいよ、好きにしても。私知ってるの。あなたの欲しいものを」
邪神を崇拝する妖艶で淫靡な少女「ルフ」の
二人の高校生の
奇妙で薄暗くも眩く淡いコンプレックス幻想恋愛短編小説。


【サンプル】
「君の唇が欲しい」僕は女子を口説くとき必ずこう言っている。
これは比喩表現でも回りくどい間接的表現でもなんでもなく"そのままの"意味だった。僕は女性の唇が欲しい。その唇と唇を重ねたい。

~~~~~~~

「それとも、コウ君の関心はココにしかないのかな?」
 須賀流歩は自らの唇に指を当てた。一見すればチャーミングな動作であるが、僕はそれどころではなかった。強く揺さぶられたのだ。彼女は僕の趣向を完全に見抜いている。
 僕は何か反論しようとして、やめた。何を言っても無駄だ。彼女には全部見抜かれているのだ。
「ね、私の唇さ。悪くないと思うんだけど」
 指により誘導された視線は彼女の唇を捉える。必然的に僕は舐めるように彼女の唇を監察していた。
 ふっくらとした上下の房はゆるやかに光を反射して静かな潤いを秘めている。それはまるで果実そのものだ。見ただけで甘さが香ってくるようだ。実に美味そうで、今すぐに食らいつきたいほど。
「いいよ」

~~~~~~~
その日もルフと帰宅して、うちに連れ込み。執拗なキスで混じりあっていた。「ん……ふぅ」ルフが少し苦しそうに息を零す。それすらも僕は飲み込んでしまおうと口を塞ぐ。
いや、奪っていた。そのキスは彼女の全てを奪う勢いだ。



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