退魔の領域~一之瀬栞梨の場合~第0話 尋問室⓪


「うぁっ…くっ、あっ!ううっう…~~~----っ」

白い部屋、標準的なワンルームほどの正方形。
ぼんやりと光るパネルが敷き詰められ、装飾品などは一切なく、生活環が一切欠如した病室めいた空間。
だが一点、部屋の中央だけは異常な熱気を発している人型が悶えていた。

部屋には少女の声、熱く艶を含んだ吐息とも喘ぎ声ともとれる叫びが響いている。
呼吸は乱れ、隠せない苦悶を滲ませている。
本人はそれらを抑え込もうとするが、結局は快感に負けて嬌声を漏らしてしまっている被虐の喜びを隠せない濡れ切った艶声。
本来なら取り澄ましたクールな声音が切羽詰まって乱れている。
抵抗するも、結局は快感に負けて浅ましい喘ぎ声を漏らしてしまう様はギャップがたまらなく蠱惑的で声音だけで聴く者の加虐芯をそそる。

部屋の中央で機械によって喘がされてる人型は、協会に所属する退魔師、一之瀬栞梨だった。
栞梨は滑らかな白いプラスチックのような素材で作られた三角木馬に似た拘束具へ跨らされている。
両脚は脹脛までをつるりとした三角木馬の側面に膝を曲げた窮屈な状態で呑み込まれ、両腕はその豊満な胸を突き出すような姿勢で後ろに引っ張られブリッジのような体制で同じく三角木馬に呑み込まれている。
栞梨の頭には、木馬と同じくつるりとしたデザインのヘッドマウントディプレイが取り付けられ彼女の視界を奪っている。
細く削いだようにくびれたウェストから続く腰は、三角木馬から呑み込むように伸びた有機的な形状のパーツががっちりと貞操帯のごとく加えこんでおり、機械の淡々とした責めからわずかも逃れることはできない。
冷たく硬い機械に全く抵抗できない完全屈服の姿勢でがっしりと固定される敗北の美少女退魔師の伸びやかで柔らかな身体には、淡々と快感が注ぎ込まれつづけている。
栞梨は窮屈な完全拘束態勢で震え、悶え苦しむしかない。
染み一つない柔らかで真っ白な肌は、終わりのない快感で朱に染まり、ハイレグレオタードから惜しげもなく露出した二の腕や太腿に汗の珠が浮き、彼女の発情状態を如実に表していた。
全身から発汗した汗はぴったりとした衣装に染み、よりぴったりと栞梨の肌に張り付き、ただでさえ衣装の食い込んでいる栞梨のボディラインをより魅力的に強調している。
色素の薄い妖精のような美貌も汗と涎に塗れている。
頬には霊力を豊富に含み金に染まったストレートのアシンメトリーのショートカットがバラバラとへばりついている。
その、乱れた様子は普段の彼女のつんと澄ました容貌とのギャップでいっそう艶やかさを匂わせている。

栞梨の身体を包むのは、極薄黒衣のぴったりとした戦闘スーツ、-美脚と腿尻を惜しげもなくさらすハイネックレオタードと長い脚を包み平均より若干太い柔らかな脂肪がついた太腿に食い込むサイハイニーソックス、細い二の腕までをぴったりとカバーするロンググローブー、狩衣だ。
だが、淫魔と戦うための衣装も、敗北を喫した現在、凌辱者にとっては脅威の対象どころか加虐芯を煽るコスプレでしかない。

そして、部屋に響くのは、美少女退魔師の魅惑的な喘ぎ声だけではなかった。
耳を澄ませば、低周波、機械が淡々と動くような規則的な駆動音が響いている。
駆動音は、周期的に低音から高音へ変化した。

「ああっーーー~~~っ!!!!や、やめっ!!くぅうううっ~~~~っ!!!!」

それに合わせて、美少女退魔師の押し殺した喘ぎ声が、一気に叫び声に似た切羽詰まった悶絶声に変る。
唯一自由な頭を振り乱し、細い頤をビクッ!と跳ね上げ、真っ白な喉を無防備に晒して必死に押し殺した叫び声を上げてしまう。
ヘッドマウントディスプレイのせいで、外部から栞梨の表情は完全にはうかがえないが、露出した口元を見るだけで、彼女が耐えがたい快感に襲われそれを何とか我慢しようとしているのがよくわかる。
色素の薄い唇をぎゅっと噛みしめ、必死に乱れた呼吸と嬌声を押し殺そうとしている。
しかし、それは全く無駄な抵抗だった。
栞梨の我慢や苦悶など機械には全く関係がない。
彼女を責める機構は、淡々と自身の任務を実行する。
更に機械の駆動音が高まる。

「あああっーーーーっ~~~~~~っ!!!!!」

結局、栞梨は十秒程度も口を閉じていることはできず、わなわなと唇を振るわせ情けない喘ぎ声を上げてしまった。
突き出した細くくびれた腰は少しでも三角木馬から逃れようと緊張と弛緩を繰り返すが、その程度の抵抗で彼女を加えこんだ三角木馬は獲物を逃がさない。
突き出された腰から続く柔らかそうな下腹、臍を中心としたそこには、直径十センチ程度の複雑な文様が、ぴったりとした戦闘スーツから汗と粘液で透けていた。
淫紋、淫魔に刻まれてしまった敗北の証は栞梨の発情に合わせてその色を濃くして下腹部にはっきりと浮かび上がり、淫紋の浮かび上がった下腹部には三角木馬から低周波マッサージ機のパッチに似たシールがケーブルで結ばれている。
パッチはほかにも、腋窩、脇腹、首筋、膝裏、脚裏、掌などの神経が密集した個所、脹脛、太腿、二の腕などの柔らかな個所に貼り付けられている。
これらのパッチからは常に快楽神経を直接揺さぶる電気刺激が発されており、栞梨の性感を直接掻きむしる。
掻痒感と快感と痺れをないまぜにした、快楽神経を直に嬲られる筆舌に尽くしがたい淫感覚の前には、栞梨の耐えようという薄っぺらな覚悟など簡単に押し流されてしまう。
耐えがいむず痒さと切なさが連続し、途切れない。
直接の性感帯とは言えない部分から常に送り込まれてくる明確な快感は栞梨の感覚を容赦なく刺激し、困惑させた。
そして、もちろん、栞梨の身体の中でも最も目に付く部位であるぴっちりスーツに窮屈に押し込められた豊満なバストも機械の執拗で陰湿な責めからは逃れられない。
栞梨のEカップのバストには、プラスチックでできたブラジャーのような拘束具ががっちりと食い込んでいる。
その様子はまるで貞操帯のようだ。
そして、貞操ブラジャーは胸の貞操帯と責め具を合わせた悪辣な代物だった。
内部には常にローションと媚薬を合わせた劇薬に近い薬品が循環し、栞梨の真っ白で染み一つない乳肌を洗う。
胸と脇の境界、スペンス乳腺には貞操ブラジャー内部に設けられた機構により、常に振動と極小ブラシのブラッシングにさらされている。
豊満な胸の頂点、彼女のコンプレックスでもある陥没した乳首と乳輪にはニップレスのような金属質の拘束具があてがわれ、乳首の勃起を許さない。
だが、その金属質の乳首拘束具のなかでは、陥没した乳首、乳肌に常に埋もれていることで粘膜並みに敏感なそれが極小のブラシで穿り、擽り、振動させられ、壮絶な快感に晒されていた。
いくら陥没乳首だったとしても、これだけ刺激を受ければ勃起することは避けられないが、貞操ブラジャーはそれを許さない。
そのせいで、栞梨の陥没乳首は勃起することができず、勃起した乳首は貞操ブラジャー貞操帯ぶつかり締め上げられていた。
強制的に勃起させようとするのに、勃起は禁止する。
この責めは、栞梨を著しく疲弊させた。

「ああああっ~~~~~っ!!!うううっーーーーっ!!!!む、胸っーー、胸はもういやぁっーーーっ!!!!乳首穿らないでぇ…っ~~~!!」

周期的に激しくなる貞操ブラジャーの責めに栞梨は叫び声をあげた。
金髪を振り乱し、涙と汗を飛び散ら瀬ながら、完全拘束の身体が許す限り巨乳を振り乱しよがり狂う。
陥没乳首を変幻自在で振動する極小ブラシでほじくり返される。
狩衣のタイツ生地越しに行われる責めは、ローションに濡れたタイツ生地の滑らかな感触が間に挟まり、そのざらつく生地でねちゃねちゃと乳首を扱かれる。
フェティッシュな感触はいっそ生乳に行われる責めよりも辛い。
ローションをまぶしながら、乳腺までもを執拗に丁寧に擦り、洗い上げる粘着質なこの責めをされると、栞梨は頭が真っ白になりもう声を抑えることなど考えることさえできなかった。
栞梨は、掻痒感と快感、そしてわずかな痛みが混ざった感覚に眼を白黒させる。
そして、自身の戦闘衣装に性的な快感を与えられているという恥ずかしすぎる事実が栞梨の退魔師としてのプライドと精神をも責め苛む。
責めの当初は、唇を噛みしめて無駄な抵抗だとわかってはいても声を抑えて堪えていたが、今はもはや声は全く抑えられず、それどころか心の中の弱音が駄々洩れだになってしまっている。
かろうじで、機械の向こう側にいる責め手へおねだりをすることだけは、退魔師としてのプライドでギリギリで耐えている。

貞操ブラジャーの胸への責めで快感を感じ、乳首が勃起すれば、それは貞操ブラジャーのせいで行えない。
勃起した乳首が押さえつけられる感覚は栞梨に鋭い痛みを与える。
しかし、その痛みは続く快感ですぐさま押し流される。そして、また、その快感のせいで乳首は勃起してしまい、また痛みで叫び声をあげる。
全く責められていない股間は、この変態的な機械姦のせいで既にすでにぐっしょりと濡れており、秘裂は刺激を求めてパクパクと痙攣するように綻んでいる。
いくら我慢しても終わりのない機械姦は、気丈な美少女退魔師の精神に薄いヒビを刻みつつあった。
一晩続けると宣言させられた責めは、まだ半分程度経過しただけだ。
美少女退魔師の苦悶はまだまだ終わらない。

一之瀬栞梨は罠に嵌められ、捕らえられた。
その原因となった潜入任務は、二日目に開始されていた。

一切の装飾はない遊びのない。


 




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