退魔の領域 第34話 伊吹咲菜㉞ リーリエの研究室⓾痒み責め②

咲菜は三時間といわれていた霊力の注入マッサージの開始時にセットした、視界内に投影されている狩衣のアラーム機能を呼び出した。

霊力を籠める状態では単なる極薄衣装だが、その中でも今使えて少しは咲菜を助けるだろう機能だ。

最後に確認したのは、この悪辣な脇責めが始まる寸前に視界の隅で見た時だった。少しでも減った責めの終わりまでの時間を確認して、自分を鼓舞するためだった。だが、それは逆効果だった。

 

(そ、そんなっ…ま、まだ5分も…っ経ってないのぉっーーっ!?)

 

咲菜は全く減っていない霊力マッサージ終了までの残り時間に、悶絶しながら絶望した。

泣きだしたいほど苦しい責めが始まってからまだ5分さえ経ってない。

脇責めが始まってからは、咲菜にとっての体感時間は絶望的な長くなっている。

すでに開発済みの弱点を集中的に責められるのは気丈な美少女退魔師の高く硬いプライドを軋ませ、ヒビを入れつつある。

開発された腋窩に白濁粘液を塗り込まれながら、擦られ穿られ、擽られ、満たされない甘く切ない刺激はあまりにも我慢が効かなかった。

絶頂に至らない快感を送り込まれるのは、美少女退魔師の被虐心を存分に刺激し、忍耐力をガリガリと擦り削った。

肉手は、咲菜のそんな内心の苦悩などまるで斟酌せず、ただ淡々と同じ動作を繰り返す。極薄レオタードのノースリーブから覗く、真っ白な肌、筋肉と骨の間の最も薄い部分である腋窩に白濁粘液をこすり付け、穿り、しみ込ませる。

咲菜の身体に塗りこまれ続けたものより、粘度の高いそれは窪んだ腋窩の奥の奥までねちゃねちゃと淫らな粘着音を立てて窪みに溜まった少女の汗と混ぜられながら摺りこまれ、存分に味合わされる。

肉手がすっっと人差し指を立てると、それを咲菜の弱点の中でもさらに弱い部位に突き立てた。

 

「うううっ~~~っ!!!あっ!?あああっーーー~~~~っ!!!そ、それやめろぉっ~~~~!!!」

 

咲菜の伸びやかな肢体が触手に呑み込まれた四肢が許す限り跳ね上がった。

腋窩の窪み、骨と筋肉の隙間の深い窪みに滑らかな肉手の指先を突き入れられるのが、咲菜には特に耐えがたく、これをやられるともう駄目だった。

身体の芯からゾクゾクとした、胸の中心をぎゅっと握りこむのような、どう耐えればいいのかわからない感覚が吹き出す。

その感覚は、身体の中の絶対に手の届かない部分に積っていく。

自分の正常な感覚は身体の中で小さく圧縮され、異常な感覚がどんどん膨れ上がる。

通常の性感ならば、蓄積された快感は絶頂という形で、どこかで開放が訪れる。

だが、この性感とも擽ったさとも言えないような感覚にはそれがない。

満足感は訪れず、感覚はどこまでも広がっていき、苦しさと切なさだけが際限なく高まる。

咲菜の高いプライドは、腋窩への擽り責めなどという、本来ならくすぐったいで済むような刺激で淫魔に翻弄され、本来なら倒すべき敵の前で無様に悶え苦しんでいることが恥ずかしくてたまらない。

 

グチュッ!グチュッ!グチュッ!

 

腋窩に突き立てられた指先がそのまま、ぐりぐりとと、ギリギリ痛みを感じない絶妙な強さでねじ込みながらうねり、もうギリギリの咲菜を更に追い詰める。

 

「おおおっ~~~~っ!?ああっ!!!い、いやぁっ~~~!!!!」

(ほ、穿られれるのだめだぁーーーっ!!!わ、私がこれ駄目なのばれてっ…バレてるぅっーーーーっ!!!)

 

その弱い部分への激しい刺激に、少女にあるまじき野太い声を搾り取られる。鍛え上げられた美少女退魔師の身体がわずか二本の指で屈服寸前に追い詰められていく。

咲菜の心中は混乱の極致だった。

擽ったい。気持ちがいい。じれったい。切ない。気持ちがいい。我慢ができない。擽ったい。

追い詰められた身体は、そういう直感的な感覚を示す単純な単語しか考えられない。

 

一切触られていない、性感帯、両乳に秘所。

そこにも、腋窩から送り込まれるもどかしい感覚が溜まっていく。

乳首は、乳輪から固く勃起してしまい、触ってくれというように、極薄の黒衣を押し上げて震える。

秘所は、白く粘性の高い本気汁と、もう何度吹いたわからない、さらさらとした潮と愛液でハイレグレオタードのクロッチをびしゃびしゃにしてしまっている。

恥ずかしすぎる恥の汁は、痙攣する粘液からとめどなくあふれ続けてしまい、フルフルと震える内股を伝って、太腿に食い込むニーソックスさえぐしょぐしょに濡らしてしまっている。

 

「あああっ~!!??うあぁあああっ!?!?!?」

(い、絶頂してるのっ~~~???も、もうわか、わかんなぃ~~っ!?)

 

両脇をぐりぐりと突き入れられながら、さらに別の肉手に五指を立てて撫で上げられた瞬間咲菜も喘ぎ声が切羽詰まり、秘所からごぷっ!っと潮を拭いてしまった。

陰唇は痙攣するが、絶頂を管理されている咲菜は、今絶頂することができないことにも考えが回らない。

美少女退魔師はもう身体の痙攣が止められない。

 

「ううぅ…あっ…ふぅ、ふぅ、あっ!ううっ…くぅううっ…~~~~!」

(しつこい~~~~っ!!!!しつこいしつこいしつこい~~~っ!!!い、いつまで…いつまで続くのよこれぇーーーーっ…うううっ~~~~----っ!!)

 

咲菜は切れ長な眼をぎゅっと閉じ、細い頤はフルフルと震わせながら歯を食い縛って唇を震わせている。

だが、肉手には咲菜の我慢などなにも関係ない。

咲菜が必死に我慢をしようがしまいが、その間も無毛の腋窩は肉手に擦り、穿られる。

 

「ううううっーーーー~~~~~~っ!?!?!?」

(わ、私が、我慢してもっーーか、関係ないんだぁっ~~~て、徹底的にやるつもりだぁ~~~っ)

 

咲菜は、自分が我慢してもしなくても、自分の動けない完全拘束の身体の弱点を肉手は責め続けるという現実をその身体で理解させられた。

その事実は、再び、咲菜の被虐心を責め苛む。

絶対に脱出できない状態で我慢できない弱点を責められ続けるというどうにもならないシチュエーションは咲菜へ存分に屈辱感と敗北感を刻み込み、被虐の性を呼び起こす。

 

ゾクゾクとした快感が止まらない。

だが、肉手は咲菜の腋窩を穿るのをやめない。咲菜の弱点が腋窩であることを徹底的にその身体と精神に再び刻み込むために、他の部位には一切触らずに腋窩だけを淡々と責める。

滑っとした滑らかな肉手が腋窩を撫でさすり、穿ると、そこから爆発する快感と掻痒感の間、じれったさとしか表現できないそれが完全拘束の身体に染みわたり、声が抑えられなくなる。

咲菜の普段のヒトを食ったような態度しか知らない人間が見たら、さぞ興奮したことだろう。生意気で実力もあり、不敵な態度を崩さなかったクールな美少女退魔師が、腋窩を穿られるだけで泣きながら震えて悶え狂っているのだ。

 

「咲菜ちゃん~すごい顔してますけど、どうしましたかぁ?まだ5分くらいしかたってないですけどぉ?」

 

わずか5分の脇責めで信じられないほど乱れてしまった咲菜の様子を笑いながら見ていたリーリエが、咲菜に声をかける。

その顔は咲菜の無様な姿が楽しくて楽しくてたまらないといった様子だ。

 

「うるさぁ…ああっ~~~~-----!!!うるさいぃわよぉ~~~----っ!!!あ、あなた絶対っ…絶対ころっーーーーっ!!!あっはぁーーーーっ~~~~~っ!?!?!?!」

 

咲菜は最早リーリエのほうに顔を向ける余裕さえなかったが、反論だけでもしようとしたが駄目だった。無意味な強がりさえ最後まで言わせてもらえず、本当に無意味な恥ずかしすぎる喘ぎ声になってしまった。

 

「きいてるみたいですねぇ~~~~!咲菜ちゃん脇だけでそんなになっちゃうなんてやっぱり変態なんじゃないですかぁ?」

 

咲菜はリーリエのその煽りに、折れかけていたプライドを刺激される。

 

「うううっーーーー~~~~~っ!!!!!」

(こ、この淫魔ぁっーーー!!ぜ、絶対許さないっーーー!!!)

 

何か言い返さなければならない。きつく目を閉じ、触手に塗れた足指をぎゅっと丸め、あらん限りの力をかき集め奥歯を食いしばり、呼吸を止める。なんとかひねり出した、まともに喋れそうなその時間でリーリエに反論しようとする

 

「わ、私は変態じゃあぁーーーー~~~~~~っ!!!!」

 

その瞬間、再び肉手が咲菜の腋窩の奥を突き上げた。咲菜の必死の抵抗はあっさりと吹き飛び、目を見開き、下腹から力が抜け、のけ反った喉から喘ぎ声を上げてしまった。

 

「やっぱり脇でそれだけ乱れるってことは変態みたいですねぇ~?うあっ!いまちょうど5分経ちました!すこしだけ休憩させてあげますよぉ」

 

リーリエは咲菜のあっさり消し飛んだ無駄な抵抗を笑いながら、時計を巻いてない細腕をみるようなゼスチャーをしながら咲菜に脇責めの休憩を唐突に告げた。

その言葉に嘘はなかったようで、咲菜の両脇を擽りまわしていた肉手がピタッととまり、犯していた咲菜の腋窩から離れた。

 

「かぁっ…!あっ…うぁっ、はぁっ…」

 

完全拘束の身体を思いっきりのけ反らせていた咲菜は、そののけ反った態勢を元に戻すことができず、真っ白な喉を淫魔にさらしたままぴくぴくと痙攣している。

だが、この休憩は咲菜をさらなる泥沼に引きづりこむことになる。




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