退魔の領域 第27話 伊吹咲菜㉗ リーリエの研究室④霊力補給触手マッサージ③

「っ…うっ…はぁ…っ…ふぅ…っ…や、やるならはやくしなさい…よっ…」

 

咲菜は自分を見下すリーリエを、油断すると蕩けそうになる眼に力を込めて睨みつける。

彼女はトロトロと注ぎ続けられる霊力ローションの冷たさと自分の改造された身体の体質に苦しめられていた。

霊力を放出することに快感を感じる異常体質。

リーリエに淫紋を刻まれたことによる身体改造。その退魔師として恥ずかしすぎる体質は、ローションから注がれる霊力に対しても敏感に反応した。経絡を霊力が通ることで生じる快感。身体の中心に霊力とともに溜まっていくじわじわとした掻痒感を伴うそれは、咲菜の我慢を確実にすり減らしていく。 

咲菜のスレンダーな身体に垂れ落ちるローションは人と時も止まらない。ツンと上を向いた平均より豊かな稜線を描く胸、その頂点で極薄の黒衣を押し上げる両乳首と、艶やかな黒髪の隙間から綺麗なうなじがチラチラと見える首筋にトロトロと流し続けられている。

そして、眼前に迫る触手腕。掌にびっしりと繊毛を生やし、蠢かせるそれは咲菜の完全拘束の身体の周りににじり寄る。まだ、指先一つ触れられていないが、咲菜は、それが自分の身体をめちゃめちゃにする遠くない未来を嫌でも想像させられてしまい、熱い呼吸を速くする。

 

「ふふっ、じゃあ最初はこれから行きましょうかぁ〜」

 

リーリエはそういうと細く長い指をパチリとならす。

 

「... あっ...!ふぁっぁ!?」

 

同時に咲菜が完全拘束の身体をビクッ!と飛び上らせた。

だが、咲菜の目の前でうねうねとうねる触手はまだ彼女の身体に触れていない。

それでも、咲菜は歯を食いしばり、眉を歪め、完全拘束の身体を震わせながら必死に何かの刺激に耐えている。

 

「どうしましたかぁ〜?咲菜ちゃん?」

 

新たな刺激に苦しみ始めた咲菜を楽しそうに眺めながら、リーリエが咲菜に尋ねる。

 

「リーリエ…あ、貴方これ…っぅ…」

 

咲菜はリーリエの問には答えず、喉から漏れそうになる情けない喘ぎ声を必死に噛み殺す。

彼女が最初に触手腕に蹂躙された場所は、それなりに豊かな乳房でも、なんとか閉じようと必死に力を込め震える太腿でも、腕を捻り上げられ無防備に晒された腋窩でも、擽られ続けて開発されたすっきりとした脇腹でも、完全拘束で反り返った背筋でもなかった。

最初に狙われたのは、触手に呑まれた手脚だった。

外からは見えないが、咲菜の五指は、彼女の手脚を呑み込み拘束する触手の中から生えた触手腕に責められている。

人間の身体の中でも最も複雑で神経の集中した部位、五指を持つ両手脚。それがいま触手腕に指を絡められ、がっしりと握られ、触腕にびっしりと生えてうごめく繊毛から逃れられず、もみくちゃにされている。サイハイニーソックスとグローブに包まれたほっそりとした手脚の指を、霊力ローションと白濁媚薬を極薄繊維の黒衣越しに刷り込まれながら愛撫される刺激は今の咲菜にとって筆舌に尽くしがたい感触だった。

 

「ぅううぅう〜〜〜くぅつーーーっ!!!」

 

(う、嘘よ…手と…脚で…な、なんて…っ…)

 

咲菜四肢から送り込まれるとらえどころのない、掻痒感を伴った快感からなんとか逃れようと唯一自由な首を振り乱す。

通常では快感を感じるような器官ではない手脚。そこを繊毛がびっしりと生えたまるで人間のような触手腕で撫で回され、絡みつかれ、媚薬とローションを塗り込められると、背筋をピクピクと痙攣させるのが抑えられない。

咲菜は初めて感じる柔っこく、焦れったい快感に脂汗をながし、奥歯を噛み締め耐えようとする。

そして、快感に耐えようと、無意識に脚をつっぱり、手を握りこもうとして、再び身悶える。

 

「うぁっ!?はぁっ!」

 

(手ぇ…に、握るとダメだぁ…こ、これ、触手がぁ…!?あ、脚も突っ張るとぉ〜〜〜!)

 

咲菜を含め、多くの人間は、快感を我慢しようするとき、歯を食いしばったり、脚を突ったり、手を握り込んだりして無意識のうちに身体に力を込める。

だが、咲菜の手脚の末端は触手腕にがっしりと五指の指股を絡ませ、握り込まれてしまっている。快感に耐えるために、身体に力を入れれば、快楽の発生源を自ら握り込むことになってしまう。既に咲菜は無意識に力を込めてしまい、ほっそりした指に絡み付いている触手を握り込み悶絶している。

咲菜の手脚は、更に触手腕にやわやわと握り解されていく。

ほっそりとした手指に絡み付いた触手腕が、ぐっと握り込んだ掌をぐいぐいと開かせる。

開いた掌に、がっしりと恋人繋ぎを強要され、よりしっかりと握り込まれた手脚は、びっしりと生えた繊毛触手で指股をゾリゾリと擦られ、掌をゴシゴシと擦られる。

そして、無防備になった手の敏感な部位、指先や掌にブラシ状の触手こすりつけ研磨する。

咲菜は普段は人に触られない敏感な部位にローションと媚薬を極薄のタイツ生地越しにぬるぬると呑み込まれる手脚の感覚に悶絶した。

背筋がピンと張り、顎が上がり、細首を晒しながら艶やかなサイドテールを振り乱す。

狩衣のグローブとサイハイニーソックス越しに与えられる刺激はどこまでも滑らかで、苦痛など存在せず、タイツ生地が粘液媚薬とローションで抵抗なくこすりつけられる刺激に咲菜は歯を食いしばり耐えようとする。

 

「あっーーーー~~~~~~!?くぅううううっっ!!!!!」

 

(ゆ、指の間!?だ、だめだぁっ…!こ、これ、感覚がぁ…っ)

 

脚指も触手腕にがっしりと組み付かれ、ニーソックス越しにゴシッ!ゴシッ!と力強く指の股を扱かれる。

脚の裏には平べったいブラシ状の触手がべったりと張り付き、土踏まずを擦られる。

その搔痒感を伴った捉え所のない快感は、咲菜の快感神経を甘く刺激し、四肢を流れ、腰の奥に溜まっていく。

その溜まっていく甘く切ない快楽に、改造された咲菜の身体は正直に反応してしまう。

秘所、サイハイレオタードのクロッチは愛液で色を濃くし、足裏執拗に触手腕で舐め上げられると、その刺激は美脚を這い上がり、咲菜の股間に直接響き、下腹の淫門をうずかせる。

 

「うううっ〜〜〜…あっ!!!ふぁっ…!!??」

 

(こ、こんなの絶対変だぁーーーーっ!!!手と脚なんてぇ〜〜っ!)

 

手脚から送り込まれる快感は、咲菜の薄氷のような強がりをじわじわと溶かしていく。

そのクールに取り繕いたい美貌を歪めさせ、喘ぎ声を絞り出す。

最初は我慢していた吐息はどんどんと艶と熱を帯び、徐々に喘ぎ声に変わりつつある。

手指をこすり上げる繊毛の刺激はもう無視できず、明確な快感となって退魔少女を追い詰める。

もう咲菜は、細首をこわばらせ、必死に我慢しなければ叫びだしてしまいそうだった。

平時ならば、くすぐったさとして認識されるであろう刺激は、淫紋で疼きを誘発され、肌をチョーカーで敏感に改造された咲菜にとっては甘い快感だ。

咲菜は、乳首や秘所などの性感帯を責められているわけではないのにぴくぴくと身体を震わせ、反応してしまう自分の敏感な身体が恥ずかしくて溜まらない。

手脚を突っ張り、力を込めてこの甘く切ない快楽に耐えたいが、その力を入れたい四肢から快感が入力され、身体中の力が抜けてしまう。

そして、より直接的に快感を受けてしまい、さらに力が入らなくなり、また快感を受ける。

咲菜はもうその泥沼のループに嵌まりつつあった。触手に飲み込まれ、引っ張られている四肢をなんとか引き抜こうと反射的に抵抗するが、もちろん無駄だ。

人間の唇のようになっている拘束触手はズゾゾッ!と音を立て、逆により強く咲菜の四肢を飲み込もうとする。

咲菜はその吸い込むような刺激にさらに肌を泡立たせ、広げられた無防備な腋窩と股間を隠そうと脚と腕を引くのをやめられない。

リーリエは、四肢を嬲られる快感をどう我慢していいか分からず完全拘束の不自由な身体を悶えさせる咲菜が可愛くてたまらないのか上機嫌で彼女を煽る。

 

「咲菜ちゃん、触手に手の指も脚の指も恋人つなぎされながらにぎにぎされるのでもうですかぁ〜?もしかして気持ちよくなっちゃってますかぁ!?」

 

揶揄うように口に手を当て、わざとらしく咲菜が悶え苦しむ原因を解説するリーリエ。

咲菜はこのわざとらしいリーリエの態度が憎らしくて堪らない。快感に悶え、震える身体をなんとか抑え込み、それでも震える身体で上目遣いにリーリエを睨め付ける。

 

「うるさい…っ…わね…っ、手脚をちょっと握られたからってなんでもな…いいいっ!?あっ!はぁっ!?」

 

咲菜の薄っぺらい強がりは最後まで言わせてもらえなかった。

セリフの途中で、彼女の手脚を揉み込む触手腕が倍に増え、そのほっそりとした手脚の指股をゴシゴシゴシッ!っと今までにない強さで擦りまくった。ローションと媚薬に漬け込まれた極薄タイツ生地のグローブとニーソは咲菜の柔肌へその刺激を滑らかに伝えてしまう。極薄生地とローションで滑らかに変換された刺激は甘くて心地が良く、搔痒感を加速させ咲菜の敏感改造肌をチリチリと焼く。

咲菜は完全拘束で動かないはずの身体を限界まで飛び上らせ、背筋を震わせ、無駄な強がりの途中で泣き悶えた。

乳首と陰核は眼前に勃起し、膣道はもう完全に愛液を垂れ流し、陰唇から漏れたそれがハイネック レオタード のクロッチからぽたぽたと垂れている。

 

「まだまだ元気ですねぇ〜、じゃあ〜咲菜ちゃんの綺麗な手脚にぃ〜媚薬とローションすり込んでぇ手を握られただけでイケるようにしてあげます!とりあえず触手と恋人繋ぎは6時間ずーっとしていてくださいねぇ?もちろんほかの調教もしますよぉ?」

 

リーリエは二ヘラと妖艶な美貌を下品に崩す。

 

「うううっーーーーっ!や、やってみなさいよぉーーーーっ!!!」

 

咲菜はその顔が怖くて仕方がない。口からせめてもの強がりを吐いていないと、心が折れてしまいそうなほどに。

そして、彼女が退魔師である限り、淫魔から逃げる事はできない。

目尻に快感と恐怖で目一杯涙を溜めながら、咲菜これから行われる淫らな身体改造に震えるしかなかった。

 

 

 

奥歯を噛み締め、落ちそうになる形のいい眉を引き絞り、眼をギュッと瞑り、喉の奥から漏れそうになる熱い吐息と喘ぎ超えを押し殺す。

リーリエに課された契約、咲菜の細首を締め上げている首輪、エナメル質に光る銀細工があしらわれたチョーカーの効果は覿面だった。




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