Violent Witches: the Vindicatorの各キャラクターの作成背景をお話ししていく第4回目はエノラとラミアです。
エノラはVWintからの追加魔女ですが、色々と変転がありました。
元々、旧VWマップの南の海に渦巻のようなものがあって、特に単なる装飾でしかないと思っていたのですが「隠しイベントがあるのでは?」と思った人が多く、何度か問い合わせを受けたので、ここにはセイレーンイベントを後に追加したということがありました。
セイレーンイベント追加の前に既にVWintを作成中で、追加魔女は海に関係することが決まっていたのですが、こちらはダンジョンも新規で用意できたので全然別物として作ることにしました(もう一人の追加は街の北側に微妙に空間があったので塔を建てることにし、これがセイルになりました)。
守護様と読んでいる海の神を守っている設定はint版と同じですが、int版では何らかの妄想のような存在だったのが、今回はちゃんと実体化し進め方によっては共闘してきます。
なお、彼女だけイベント戦のオーシャンゴッドを倒せたか逃げられたかで台詞と戦い方が2パターン存在しています。
デザインはラフから最初の完成イラストが上がってきたときは上のように肌が真っ白だったのですが、ここだけはint版に合わせて黒くしてもらいました。
海の魔女で、アフリカ系という設定もあり、こっちのほうがあっていたと思うのですが、ユーザー的にはどうなんでしょうね。
ちなみにこの海神役の機械クジラは元々MMDモデルとして公開し、MMD杯に投稿すべく作られたものをそのまま流用しています。
もし、これを作っていなかったら、int版同様にただの夢の存在のような描き方になったかもしれません。
https://3d.nicovideo.jp/works/td27131
大食い魔女ラミア。前作・前々作でも体内ステージと合わせて人形魔女フールーに次いで人気があった魔女です。
200X時代は体内マップチップがなかったので色々と改造して実現するという苦労した思い出があるのですが、XP以降で何度もVWリメイクは検討しつつも結局できず、MVも背景表現になってしまったので結局ツクールの体内マップチップは使わず仕舞いに。
int版に合ったイベントはなくなりましたが、それっぽいオブジェクトは体内に残っていたりします。
また、前作までは顔が怪物のように変化していましたが、今回は髪か後頭部が怪物のように変化し、本人の顔は特に変化しないようになりました。デザイン画があがってきて3Dを起こす中で顔が変化するのはなかなか難しいな、と思ったのも一つの理由です。
彼女の戦闘にはジプシー系の音楽を入れてもらい、とても良く似合っていたと思います。
また、割と何も考えていないようなセリフだった以前に比べると何らかのポリシーを感じさせるような言い回しにしました。
これも彼女に対して色んな感想を書いてくれた方々がいたおかげで膨らませられたと思っています。
なお、各魔女の音楽についてはいろいろあったので、それもまた別途書いていきたいですね。
8魔女の紹介が終わったので、次回はメインヒロインであるシュトについて書いていきます。
*今回のボーナスファイルはエノラ登場から海の岩がせりあがってくるシーンのmp4版です。