
『スター☆トゥインクルプリキュア』第48話の感想~12星座のプリンセス、蛇遣い座のプリンセス、プリキュア=グローバリズム、テロリズム、アニミズム(ネタバレ注意)
相羽です。
今回はアニメ
●『スター☆トゥインクルプリキュア』
https://www.asahi.co.jp/precure/
第48話「想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」
の感想です。
ネタバレ注意です。
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作中の三つの勢力、
・12星座のプリンセス
・蛇遣い座のプリンセス
・プリキュアたち
は、現実に写像させて解釈してみるなら、
・12星座のプリンセス=グローバリズム
・蛇遣い座のプリンセス=テロリズム
・プリキュアたち=アニミズム
……なのではないかという解釈の仮説を提示してみたいと思います。
初代『ふたりはプリキュア』から最新作『スター☆トゥインクルプリキュア』まで、コアテーマなどは「継承」されていることで有名な『プリキュア』シリーズですが。
『初代』のプロデューサーの鷲尾天氏に、グローバリズムへの反攻、というと大げさかもしれませんが、過度のグローバリズムってどうなの? という意識があったことは各種インタビューで語られていたりします。
詳しくは、FANBOXの外のページとなりますが、僕が15年来(笑)プリキュアシリーズの感想を書いているブログで、一度この点に関しての記事を書いているので、そちらを参照して頂けたらと思います。↓
●鷲尾天氏のエッセンス~均質化に向かう世界で「見え方が変わる」を守るということ―魔法つかいプリキュア!第15話「ハチャメチャ大混乱!はーちゃん七変化!」の感想(ネタバレ注意)
http://www.shoujosousaku.com/archives/52019846.html
…となると、本作の「12星座のプリンセス」というのは、前話で、「宇宙のどこの星にも12星座の神話がある」というのが明らかになるところが、僕はけっこうゾっとしたわけですが(笑)、
めっちゃ波及的、拡大的な力(何しろ、彼女たちのイマジネーションが宇宙中に波及したわけですから)として、「グローバリズム」の象徴なのかなと。
12星座、ギリシャ神話、つまりいわゆる「ヘレニズム(特徴の一つは「合理性」だと言われたりします)」も、西欧的な原理の根幹にあるものと捉えて、かつ波及的性格(アレキサンダー大王が東方に遠征して波及させていったという話ね)のものだったと捉えればこの解釈を後押ししそうですしね。
となると、
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